はじめに
ピラティスは、もともとリハビリを目的に生まれたエクササイズ。現在では、美しい姿勢づくりや体幹トレーニングとして、多くの人に親しまれています。
そんな中、近年注目されているのが「メディカルピラティス」。これは単なる運動ではなく、医療や心理学、生活習慣の改善まで視野に入れた"統合医療"の考え方に基づく新しいヘルスケアアプローチです。
この記事では、一般的なピラティスとメディカルピラティスの違い、そしてその進化版とも言える「オステオフレイルピラティス」まで、目的や効果をわかりやすく比較しながら解説します。
ピラティスの基本:身体の軸を整えるエクササイズ
一般的なピラティスは、体幹(コア)を鍛え、姿勢改善や柔軟性アップを目指すエクササイズです。フィットネススタジオやスポーツジムなどで幅広く行われており、健康な方が対象になることが多いのが特徴です。
運動を通じて身体のバランスを整え、日常動作をスムーズにし、疲れにくく、美しく動ける身体をつくることを目的としています。
メディカルピラティスとは?
──「動き」だけでなく「心と生活」まで整える統合的アプローチ
メディカルピラティスは、単なる運動指導にとどまりません。解剖学や生理学、心理学、栄養学、メディカルアロマなどを組み合わせ、より深く、より包括的に"心と体の健康"にアプローチします。
たとえば...
- 慢性的な腰痛や肩こりがある方には、解剖学に基づいた無理のないエクササイズ
- ストレスや不安を感じている方には、心理学的ケアやアロマを使ったリラクゼーション
- 生活習慣の乱れが気になる方には、栄養面や睡眠のアドバイスも組み込む
こうした多角的なサポートにより、根本的な不調の改善や予防につながるのが、メディカルピラティスの大きな特長です。













